自社制作
映画『コケシ・セレナーデ』
【イントロダクション】
コロナ禍にも挫けず、新たな時代の映画制作に挑戦した渾身の一作!
本作は2020年5月末、緊急事態宣言が明けてすぐに企画・撮影開始をし、僅か1ヶ月半という短期間でスピード制作され、完成に至りました。
現状映画制作において、様々な制約がある中、本作はこけしを使った家の中1シチュエーションのみで物語を構成。且つ極めて少人数体制で制作され、万全の感染症対策や様々な表現の工夫を凝らし、まさにコロナ禍中で影を落としていた映画制作現場に新たな可能性と希望の光を灯す一本となっています。
【あらすじ】
夫と妻とこけし達。退屈な自粛生活から、奇妙な共同生活が始まる!
新型ウイルスが蔓延する中、桜井夫婦は自宅で自粛生活を送っていた。仕事を完全に失い落ち込む作曲家の夫。
そんな夫をよそに、妻は外に出られないストレスを紛らわすため、夫のクレジットカードで一体の“こけし”を購入した。
それ以来、妻は次々と新しいこけしを買い続け、家計は圧迫されるばかり。夫はこけし達との共同生活にも辟易し始めていた。
しかしそんなある時、こけしによる不思議な出来事が訪れる。
買った覚えが無いのに、気がつけば増えている新たなこけし。
置いた覚えのない場所でひっそりと佇むこけし。
まるで何かを伝えているかのような奇妙なこけし達に導かれ、夫婦が向かった先は…。