株式会社日本能率協会総合研究所様
『ふたたび』リエイブルメント密着ドキュメンタリー
【映像の紹介】
3か月の密着取材で描く、リエイブルメントの価値を伝えるドキュメンタリームービー
厚生労働省(東海北陸厚生局)補助金事業の一環として、株式会社日本能率協会総合研究所様よりご依頼をいただき、リエイブルメント(自立支援)の取り組みを紹介するドキュメンタリー映像『ふたたび』を制作しました。
リエイブルメントとは、「できなくなったこと」を支援するのではなく、「再び自分でできること」を取り戻すための短期集中型プログラムです。しかし、その価値や効果はまだ十分に社会へ浸透しておらず、実際の支援現場で何が行われているのかを伝えることが大きな課題となっていました。
そこで本作品では、一人の利用者と理学療法士、そしてご家族の3か月間の歩みを追うことで、リエイブルメントがもたらす身体的な変化だけでなく、「もう一度、自分らしく生きる」という心の変化まで描き出しました。弊社では企画・取材・構成・撮影・編集・ナレーション制作まで一貫して担当し、制度説明では伝えきれない“人の物語”として映像化しました。
【映像の特徴】
3か月にわたる完全密着取材で、「再び歩き出す」人生の物語を描く
本作品最大の特徴は、介護老人保健施設ハーモニィー・ワンセルフで実施されている3か月間・全12回のリエイブルメントプログラムに、毎週継続して密着取材を行ったことです。利用者である前田さんが「もう一度、自分の足で成田山へお参りに行きたい」という願いを叶えるまでの道のりを、演出ややらせを一切加えず、ドキュメンタリーとして丁寧に記録しました。
映像のタイトル『ふたたび』には、「再びできるを取り戻す」というリエイブルメントの理念だけでなく、理学療法士・吉川さんと前田さん、そして奥様がともに歩んだ“二人三脚の旅”という意味も込めています。一人では辿り着けなかった未来も、誰かが信じ、寄り添い、伴走することで実現できる。その過程そのものを、一つの物語として描きました。
また本作品では、歩行能力の改善だけを成果として描くのではなく、「人は何歳になっても、自分らしく生きることができる」というリエイブルメントの本質を伝えることを大切にしています。前田さんが最後のアンケートに記した「人は一人では生きていけない」=「自立とは孤立ではない」という言葉を作品全体のメッセージとして据え、自立とは一人で生きることではなく、信じてくれる人や支えてくれる人とのつながりの中で、自分らしく人生を歩み続けることなのだという想いを映像に込めました。
さらに本プロジェクトでは、映像のためのオリジナルテーマソングも制作しました。この楽曲は本作品だけでなく、愛知県豊橋市での「リハ職同行初回訪問アセスメント」や、高知市で実施された訪問型短期集中プログラムなど、リエイブルメントに関する複数の映像コンテンツでも共通して使用。シリーズ全体の世界観やメッセージを音楽でも統一し、一連のコンテンツとしてのブランド価値を高める演出を行いました。
制度や手法を説明する映像ではなく、一人の人生を通して社会課題を伝えるドキュメンタリーとして、多くの介護・医療関係者にリエイブルメントの価値を実感していただける作品を目指しました。