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私の好きな映画その3『僕らのミライへ逆回転』

CROCOブログ 2016.9.29

こんにちは!CROCO広報担当のアミです。

今回は好きな映画の紹介じゃ~~。めちゃくちゃ好きで、思い入れのある映画です!

 

『僕らのミライへ逆回転』(2008/米)

 

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監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー

 

あらすじ

ニュージャージー州にある寂れたレンタルビデオ店「Be Kind Rewind」。

このお店は、市の再開発担当者から立ち退きを迫られていた。

旅行に出た店長から店番を任されたビデオ店のアルバイト店員マイク(モス・デフ)のもとに、友人のジェリー(ジャック・ブラック)がやってくる。

発電所に忍び込んで大量の電磁波を浴びたジェリーは、なんとその電磁波でレンタルビデオ店のビデオテープの中身を全て消してしまう。

そこへ店の大事な顧客が『ゴーストバスターズ』を借りに来る。

店の信頼を失わないように2人が考え出した答えは、自分たちで映画を撮り直すことだった!

2人は客の求めに応じて次々にいろんな映画をリメイクしていくが…。

 

 

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『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』などのエッジの効いたコメディーで知られる、ミシェル・ゴンドリー監督の作品。

邦題がクソださいし意味不明なんですけど…。原題は『BE KIND REWIND』。出てくるレンタルビデオ屋さんの名前です。

この邦題のせいで、ビデオ屋でみかけても手に取らない方は多いんじゃないかなあ。

でもこの映画、めっちゃいいんですよ。大好き…。

 

有名な映画を次々にリメイクしていくので、映画ファンならそれぞれどれがどのシーンでどういう点が笑えるのかわかります!

私も映画好きな方だけれど、まだまだだなとおもいました。知っているタイトルはたくさんでてくるけれど、観たことないのばかりでした!
 
映画ファンなら、絶対に楽しめます!
 

 

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この映画には低予算で手作り感満載だけど、とびっきりの愛が詰まったリメイク作品が沢山出てきます。
どれだけ低予算であってもそこに愛が詰まっていて、作り手側も楽しく作って、それが「面白い」と感じたのなら、何も悪いことなんてない、全然ありなんだな、と思いました。
だって「古めかしい映像を撮りたいから、カメラの前で扇風機を回して映像荒れてる感じだそうぜ」って真剣に映画作ってるんですよ。
家ですぐできる最高のアイディアじゃないですか??
磁気を帯びてしまうのも、映画のリメイクがアホみたいに高い金額でレンタルされ大人気になるのも、現実的ではありませんが、それがこの映画らしさでもあると思います。
 
 
二人が手作りの衣装やセットを使って映画をつくっていくところを観るのはワクワクしてたまりません。
私も映画撮りたいぞ?
私にもこのクオリティなら頑張れるんじゃないかな?
工夫してモノを作って人に楽しんでもらえたら最高なんじゃないかな?
なんてふうにも思わせてくれる、ずっとハッピーな映画です。
 
 
 
 
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なんの作品でしょうか?
 
 

 

 
 
 
 
 
 
この映画が発端で、“スウェーデッド(Sweded)”という言葉が生まれました。

ジェリーは客にこのリメイク映画を“スウェーデンから輸入している”と、とっさに嘘をつくのですが、それが転じて生まれたのが“スウェーデッド(Sweded)”という言葉。

そして、本作を見た観客が彼らにならって大ヒット・ハリウッド映画を自分たちで真似して撮るようになり、スウェーデッドはちょっとしたブームとなりました。

米国ではこの映画が公開された当事、オフィシャルサイトにファンが撮ったスウェーデッドが数多く寄せられました。

また、YouTubeにも一般のファンは家庭用のホームビデオで撮った『スター・ウォーズ』や『ダイ・ハード』『トップガン』など大量の“スウェーデッド”がアップされています。

テロップは手書き、音楽は誰かの歌声、ロケやセットは自宅と、そのすべてが劇中のスウェーデッドと同様にチープでバカバカしい(褒め言葉)のですが、作り手がマジメに撮れば撮るほど、この手の映像は面白くなるんですよね。

一度、YouTubeで“Sweded”と打ち込み、検索してチェックしてみて下さい!

 

 

 

ジュラシックパーク。くそ笑った。

 

 

 

ロードオブザリング。最高かよ!

 

 

 

Sweded詰め合わせ集。シャイニングが好き。

 

 

まだまだたくさんあります!めっちゃ時間つぶれるので、暇な時に是非!笑

 

 

 

 

どんな映画もそうであるように、スウェーデッドも 1本撮るためにはカメラを回す人間や役者たちなど、それなりの人手が必要とされます。

劇中、最初は2人だけで映画を作っていたマイクとジェリーの下にも、やがて女優やカメラマンなどの手伝いの人間が集まってきます。

『僕らのミライへ逆回転』はスウェーデッドを皆でアイディアを出し合い、試行錯誤して低予算で作ることが魅力的です。

しかし、ドラマ面の肝は実は「人が集まり、協力して創り上げる」というところにあるんじゃないかなと思います。

 
私はこのブログでずっと「誰かと何かを創り上げること」について書いていますが、この映画で描かれている「映画を作る・発信する」ことの過程が私の理想のカタチなんですよね。
ラストがいいんですよ…。切ないですけど、心があたたくなります。
 
「そうそう、この感じが大切やねん~~うお~観てよかったあ~~羨ましい~~私もやりたいい~~」と毎回思います。抽象的ですみません。
詳しくは映画を見てほしいのですが、ダウンタウンならではのコミュニティ内のつながりにほっこりする観客もきっといるでしょう。
 
 
 
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フランス出身のゴンドリー監督は当初、このコミュニティ意識を理解できなかった言っていますが、ブルックリンの一角で行なわれたフリーコンサートのドキュメンタリー『ブロックパーティー』を撮影して、初めてコミュニティにおける人と人とのつながりに深い関心を抱いたとのことです。

 

『ブロックパーティー』、まだ観れてないんですけど…(T-T)観たい…。

 

「かつての特撮映画やアマチュア映画はそんな工夫にあふれていた。それこそが映画の素晴らしさだった。ところが、CGがあれば何でもできるこの時代、金があれば何でもできるこの時代に、みんな忘れてしまった。お金をかけず、皆が出し合うアイデアとガラクタだけでどれだけ夢を形にできるか?」
 
というのが、パンフレットに書いてあります。
これこそが、監督ミシェル・ゴンドリーの伝えたいことではないのでしょうか。
 
 

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一瞬だけでてくるゴンドリー可愛い。

 

 

 

この映画のあたたかさにふれたなら、あなたもスウェーデッド映画を作ってみたくなるかもしれません。

私は作りたいです。めちゃくちゃ作りたいです。誰か一緒に作りませんか~!笑

 

 

 

 

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この記事を書いた人

広報担当 アミ